2011/05/06

「放射線で遺伝子が傷つく理由」を子どもに分かりやすく説明するには その1



福島の原発事故があり、放射線に関するニュース、テレビ番組、サイト等の情報をよく見るようになりました。放射線を正しく理解しないと、適切な行動が取れないと思い、疑問に思うことは分かる範囲で調べていました。

その中に、「何故放射能で遺伝子が傷つくんですか?」というスレッドがあり、その内容は、とても分かりやすいものでした。この内容を子どもに分かりやすく説明するために、自分なら、どう話をするかを考えてみました。

自分の体の細胞内の遺伝子、放射線といった、どちらも目に見えない、とてもとても小さなものの現象を理解できるようにするには、どうしたらよいのか? 時間を掛けて考えていきます。

放射線で遺伝子が傷つく理由

まず、人間の体の細胞のことから考えていきます。人間の体には、約60兆個の細胞があると言われています。細胞自体は、とても小さいので、どれくらいの大きさなのかが実感できません。そこで、細胞などの大きさをたとえ話で説明しているサイトを見つけました。


この細胞などの微小なものの大きさをイメージできるように、人間の体自体を巨大化してみます。


身長1.6mの人間の体には、人の細胞のほかにも、色々な菌、生物がいます。人の体をエベレストぐらいまで、大きくした時に、それらの微小なものが、どれくらいの大きさになるかによって、スケールを感じることができると思います。


人間が、エベレストくらい巨大になると、ミドリムシはビーチボールぐらいの大きさに。


人の細胞は、ハンドボールくらいの大きさ。


腸チフス菌は、大豆くらいの大きさになるそうです。


それぐらい小さい人の細胞の中の核の中に、遺伝子(DNA)があります。


次に、その遺伝子(DNA)自体の仕組みを、みていきます。



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